【ブルベ夏冬レポ】チャコットの雪景色＆フェルメールパレット♥【2023秋冬新作】

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質感と透け感の魔法で「ふだん使わないような色」も似合わせやすくなるチャコットのフェースカラーパレット。2023年秋の新色は透明感が魅力の雪景色グレーと、オレンジ×ネイビーがお洒落なフェルメールカラー。

チャコットさんにポップアップイベントで頂いたのですが、どちらも一見難しそうに見えて、とっても使いやすくて可愛いので、ブルベ夏冬（ブライトサマー×クリアウィンター）・青み吸収族の目線から１つずつ丁寧にレビューします。

個人的にはモノクロームグレイが特に好き！怖くも冷たすぎにもならない×余計な温度やネズミ感・黄緑透けがないを両立させてくれる理想のモノクロパレット。やわらかな発色とベースカラーの絶妙さでどんな肌コンディションの日も綺麗につけられるので、ひとつグレーパレットがほしいな…という方に全力でおすすめです。

チャコット フェイスカラーパレットのポイント

肌色問わず使いやすいラインナップ

「チャコット」と聞くとバレエ用品や舞台コスメの印象が強い人も多いと思いますが、リブランドで登場したマルチカラーシリーズは、単色もパレットもとにかく色出しが秀逸でデイリーメイクにぴったり。

肌に優しい×持ちの良さを両立

小さな子も使うことを前提に作られた肌への優しさと、舞台コスメのテクノロジーを活かした持ちの良さを両立。私はものすごく肌が弱いのですが、揺らいでいる時も安心して使えるのでとても助かっています。

1色ずつが主役級

フェイスカラーパレットの各色は、どれもシングルカラー（マルチカラーバリエーション）にはない独自のカラー。価格的にもシンプルな発色かな…？と思いきや、どの色も本当に主役級！

たとえば503のピンクパレット。

左下のラベンダーが透けるようなアイスピンクも、苺のソーダみたいなキラッキラのクリアピンクベースのラメも単色でも買いたいくらい可愛い。

4色で重ねるのはもちろん、ほかのアイシャドウとあわせて単体で使うことも多いです。組み合わせが楽しすぎる♥

オンオフメイクどちらも作れる

一見華やかな色のパレットも、オンオフ両方に使える設計なところも魅力。

例えばラベンダーが可愛いこの509。一見「華やかすぎないかな？」「紫が似合わないと難しそう…」ってなるかもですが、実際はとっても使いやすい。

つけてみると、ラベンダーのもつ儚さや華やかさがきちんとあるのに、主張しすぎない色みや他のカラーとのバランスでこんなにも肌に馴染む。

バレエコスメ、という印象でノーマークだった人にこそぜひ一度、どの色でもいいから試してほしい。きっとびっくりするはずです。

【雪景色の透明感】 550 モノクロームグレイ

ここからは、新色2色をブルベ夏冬（ブライトサマー×クリアウィンター）の目線から詳しくレビューします。
まずは個人的にも特にお気に入りなモノクロームグレイ。

＜各色レビュー＞雪色パールからゴシックグレーまで

北欧の冬の銀世界をそのままとじこめたようなパレット。
べース・アイホール・締めにラメのトッピングまで綺麗にまとまっています。左上がやわらかいマットなので、アイブロウもこれひとつでOK！

各色のスウォッチです。上から詳しく見ていきますね。

締め色（まろやかグレー）
ほんのり血色も感じる、冷たすぎないグレー。
みためよりずっとやわらかい発色で、1stが夏（彩度も必要なブライトサマー）でも暗く沈まないのに透明感の影を落としてくれるので手持ちの他のカラーの〆色としても大活躍しています。

ベースカラー（偏光ホワイト）
つけてみて思わず声が出た、オーロラみたいな偏光ホワイト。白浮きや腫れぼったくなる感じがない「透ける白」で、これをベースにするだけでグレーが沈まない。

ラメ（雪ラメ）
キラッキラのピュアシルバー。「星屑ラメ」で人気のマルチカラーバリエーションSP（スパークル）タイプともまた違うラメの粒感で、SPのどのカラーよりもストレートにシルバー。雪をまぶしたような煌めきがまぶしい。

中間色（パールグレー）
黄緑透けやネズミ感・コンクリート感のない透明感グレー。やわらかなパール感がとても可愛い。グレーのもつクール感や透明感が出るのに暗くならない。

ホワイトベースとシルバーラメの拡大写真です。冬の北極で見た、ダイヤモンドダストを思い出します。

店頭で、ラメ感をSP06と比較して見せていただきました。モノクロームグレイのラメの、ストレートにシルバーな感じがより伝わるかと思います。

＜ブルベ夏冬＞個人的なおすすめの使い方

4色をそのまま使うのも可愛いのですが、ブルベ夏冬（ブライトサマー×クリアウィンター）の個人的に好きなのがピンクやパープルとの合わせ使い。

ホワイトをベースに、中間色の代わりにピンクやパープル→左上のグレーで〆、ラメをのせたところ。血色や彩度がプラスされるので、クールなグレーメイクを可愛く微糖化できます。

グレー感はどれくらい？他との比較

店舗のディスプレイ。どこまでもピュアなモノトーンですが、ストレートなモノトーンカラーたちと比べると色味が柔らかいの、わかりますか？黄みは一切ないのですが、濃度も冷たさも控えめなので、比べると差が出ますね。

他ブランドですが、ブルベの無彩色系パレットとして人気の「マジョリカマジョルカ」妖艶との比較です。こう見ると、しっかりモノトーンですよね。

中間色・締め色を比較してみました。チャコットの方がさらに彩度が低く、発色がやわらかめです。

ブルベ夏冬的感想まとめ

ブルベ夏冬（ブライトサマー・クリアウィンター）の自分的に理想のグレーパレット。

どの色も白みやツヤ感を宿したまろやか発色なので「ブルベだけどグレーは色負けする怖くなる・・・」という人でもすごく使いやすいと思います。

【美しいフェルメールカラー】 551 パラレルワールド

次は「真珠の耳飾りの少女」を思わせる絵画カラーが美しい、「パラレルワールド」。
一見ブルベは難しそう…と思いきや、どれもラメやツヤ感で色を演出しているのでくすまずに秋冬カラーが楽しめて驚き。本当に綺麗です。

＜各色レビュー＞蜜柑ソーダ×夜空ネイビーの美

真っ先に「真珠の耳飾りの少女」を思い出したフェルメールカラー。この配色、どうみてもブルベはファラオ不可避なのにつけてみるとこんなに繊細でそれぞれの質感が可愛い。

ネイビーは公式ルックでもアイブロウに使われているくらい、使いやすいグレー寄りの発色。

上から詳しく見ていきますね。

締め色（ネイビー）
余計な色気・バブル感が一切出ない、グレーよりの透明感色。細かな青ラメとの組み合わせでネイビーを演出しているので、「青です！」感がなく、青み吸収による色変化に振り回されることもない、とっても絶妙な影色。

ベース（ピンクミルク）
肌にツヤだけを与えるピンクミルク。
ベース使いで黄にじみや青み吸収を防ぎつつ上品なツヤ感に整えてくれます。

ラメ（蜜柑ソーダ）
静かに煌めく蜜柑ソーダ。
「ブルベは回れ右」の山吹色かと思いきや、肌の透明感やピンクみを引き出すようなまろやかなラメがぎゅーっと詰まってこの色になっているので、伸ばした時の可愛い感にきっと驚くカラー。パールとラメの中間くらいのとても繊細なラメなので、トッピングよりもアイホール全体にベース的に乗せたり、涙袋に乗せるのが好きです。

アクセント（オレンジキャラメル）
「いやこれは流石に、黄みNGブルベは無理」と思いきや、ツヤ感のあるオレンジキャラメル色がとっても可愛い！一滴だけ白を孕むような質感が周りの肌をくすませない。

ネイビーとオレンジの拡大写真です。ネイビーは夜空グレーに細やかな青パール。オレンジは、一見濃いめの山吹色ですが、のばしてみるとほんのりピンクを含んだ蜜柑ソーダのようなラメ。

＜ブルベ夏冬＞個人的なおすすめの使い方

まずはパレット単体メイク。肌のピンクみを引き出すようなオレンジに、角度によって青みが顔を出すネイビーのクール感の組み合わせがとても綺麗。

※なるべく本物に近づけるように撮っていますが、私は他の人と写真を撮ると雑コラみたいに浮くほど皮膚が薄くて色が飛びやすいので目元写真は淡く見えるかもしれません

最近の個人的なお気に入りは、たくさん持っているパステルカラーの締め色に左上のネイビーを重ねること！

TwitterやインスタでたくさんリアクションをいただいたマルチカラーバリエーションMA22（紫陽花色）やPE03（シンデレラブルー）などの青みカラーはもちろん、ネーブルやピンクと合わせても濁らずに透明感と彫りをプラスしてくれるので、単色でも出して欲しいくらい溺愛しています。

ブルベ夏冬的感想まとめ

一見難しそうなオレンジ×ネイビーの温冷メイクをニュアンスで取り入れやすいフェルメールパレット！こういう色って少なからずテクニックがいるのでだんだん手が伸びなくなったりするのですが、このパレットはササッと順番に重ねるだけでお洒落に落ち着くのがすごい。

白シャツやチェックのスカートに合わせて石畳を歩きたいカラー。

【おまけ】代官山店ポップアップイベントのようす

チャコット代官山店のポップアップイベントで撮らせていただいた写真です。

東京はもちろん、なかなか店舗に行ける機会がないよ…という方に少しでもチャコットさんの素敵な色の世界を感じていただけたら嬉しいです。

★お気に入りの単色（マルチカラーバリエーション）も他の記事でたくさんレビューしています。